Library of the Year 2022 審査員決定

図書館総合展2022_ONLINE_plusのフォーラムとして、2022年11月30日(水)に開催予定のLibrary of the Year 2022最終選考会の審査員が決定しました。

審査員5名のプロフィールを発表いたします。

2022年10月25日
IRI事務局

※順不同。敬称略。


猪谷 千香(いがや・ちか)

1971年東京生まれ
文筆家

明治大学大学院博士前期課程考古学専修修了。産経新聞記者、ニコニコ動画のニュース編集者を経て、2013年にはハフポスト日本版の創設に関わり、国内唯一のレポーターとして活動。2017年からは弁護士ドットコムニュース記者。主な著作は、『つながる図書館 コミュニティの核をめざす試み』(ちくま新書)、『その情報はどこから? ネット時代の情報選別力』(ちくまプリマー新書)、『町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト』(幻冬舎)、『日々、きものに割烹着』(筑摩書房)。共著に『ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸メーヴェが飛ぶまでの10年間』(幻冬舎)。


熊﨑 由衣(くまざき・ゆい)

1985年三重県生まれ
千葉大学附属図書館学術コンテンツ課学術コンテンツグループ専門職員、修士(文学)

研究・教育支援や学術情報流通に貢献することを志し、高校教員、arg(図書館、産学連携担当)、日本原子力研究開発機構を経て、2022年4月より現職。日本原子力研究開発機構では収集・整理等のいわゆる図書館業務のほか、テクニカルレポート刊行、データポリシー策定等を行った。現職では閲覧及び相互利用業務を担当している。研究データ管理に関心が高く、研究データ利活用協議会データ共有・公開制度検討部会、及びオープンアクセスリポジトリ推進協会広報・普及作業部会のメンバーである。

論文・口頭発表

  • 「Published electronic media are becoming Grey」『The Grey Journal; An International Journal on Grey Literature』15巻1号,2019年(共著)
  • 「原子力機構における研究データポリシー策定に向けた検討」『第3回SPARC Japanセミナー2019』2020年
  • 「日本原子力研究開発機構におけるデータポリシー策定と制度化の取り組み」『第3回J-STAGEセミナー』2021年 等

下中 美都(しもなか・みと)

1956年東京生まれ
株式会社平凡社代表取締役社長、社団法人出版梓会図書館委員長、日本出版クラブライブラリー委員長

慶應義塾大学文学部卒業後、文化学園文化出版局で雑誌「ミセス」「ハイファッション」編集のち、株式会社平凡社入社。「コロナ・ブックス」「別冊太陽」ほか生活文化・デザイン関係の書籍を担当。2014年、同社100周年を機に代表取締役社長に就任。出版社106社が加盟する「出版梓会」で「図書館委員会」を運営し、出版社と図書館をつなぐ「梓会図書館クラブ通信」を発行。図書館は渾身で作った本を後世の読者に届ける重要な役割と考え、図書館の今をもっと知りたいという思いから、全国の図書館で「出版社の編集はどんな思いで本を作っているか?」等のトークや講演を行っている。


土肥 潤也(どひ・じゅんや)

1995年静岡県焼津市生まれ
みんなの図書館さんかく館長

早稲田大学社会科学研究科修士課程修了、修士(社会科学)。2015年に、NPO法人わかもののまちを設立。2020年に、まちづくりコーディネート団体、一般社団法人トリナスを共同創業、現在は代表理事。焼津駅前通り商店街の空き店舗を活用し、完全民営の私設図書館「みんなの図書館さんかく」を開館。一箱本棚オーナー制度を導入した市民参画の仕組みで、現在は同様のシステムの私設図書館は全国50館にも広がる。そのほかに、商店街に芝生を敷き子どもの遊び空間を展開する「みんなのアソビバ」を企画するなど、商店街の活性化に取り組む。Next Commons Lab理事、内閣府若者円卓会議委員、子供・若者育成支援推進のための有識者会議構成員、内閣官房子ども政策の推進に係る有識者会議(こども家庭庁に関する有識者会議)臨時委員等を歴任。


増井 尊久(ますい・たかひさ)

1983年鳥取県生まれ
株式会社リ・パブリック ディレクター

カリフォルニア大学バークレー校哲学科でBA、シカゴ大学MAPSS(Master of Arts Program in the Social Sciences)でMAを取得。帰国後は、株式会社雄松堂書店(現・丸善雄松堂株式会社)で人文社会学領域における貴重資料のデジタルアーカイブ事業の立ち上げや学習者のMaking(モノ・コトづくり)を支援する学習環境の構築に取り組む。また、2012年より図書館総合展運営委員会のメンバーとして海外とのパイプ役を務め、海外の大学/公共図書館を90以上視察する。2020年、多摩美術大学のCreative Leadership Programを修了。2021年より現職。主な活動領域はサーキュラーデザインとシステム移行のためのデザイン。著書(分担執筆)に『情報教育と学校図書館が結びつくために』(悠光堂)がある。