第27回図書館総合展2025のフォーラムとして、2025年10月24日(金)に開催予定のLibrary of the Year 2025 最終選考会の審査員が決定しました。
審査員5名のプロフィールを発表いたします。
2025年9月30日
Library of the Year 2025 実行委員会
※五十音順。敬称略。
有川 保(ありかわ・たもつ)
1962年茨木県出身
弁護士(茨木県弁護士会所属)
慶應義塾大学法学部法律学科卒。茨城県立高校国語教諭として10年間奉職。一身上の都合により退職後、茨城県立高校・私立高校において国語講師として勤務。その後、千葉大学大学院法務研究科修了。司法試験合格、司法修習終了後、弁護士登録・有川法律事務所開設。現在、主に高齢者福祉関連の仕事に従事。利用者の立場から図書館に関心を持つ。
呉屋 美奈子(ごや・みなこ)
沖縄県出身
恩納村文化情報センター係長
筑波大学博士課程単位取得退学。公文書館・専門図書館勤務を経て、恩納村文化情報センターの設置と運営に携わる(Library of the Year 2019 優秀賞受賞)。沖縄国際大学非常勤講師として20年以上司書養成に従事し、認定絵本士講座にも関与。沖縄文学研究者でもある。日本図書館協会認定司書1194号、日本図書館協会代議員、沖縄県立図書館協議会委員、那覇市立図書館協議会委員。越境シンポジウム(次世代型文化施設フォーラム)メンバー。市民と図書館の未来プロジェクトチームメンバー。過去には全国歴史資料保存利用機関連絡協議会にて調査・研究委員を歴任。関心領域は、郷土文学と地域資料の継承、図書館運営とサービス。
佐藤 篤(さとう・あつし)
1985年東京都出身
墨田区議会議長
早稲田大学政治経済学部中退(3年次飛び入学)・同大学院法務研究科修了。法務博士(専門職)。2011年、墨田区議会議員となり、以降連続4回当選。この間、墨田区立図書館条例の修正案を提案し、修正可決。この取組みは、ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)「議員提案による墨田区立図書館条例修正の経験を振り返る」(2021年03月19日)に掲載される。図書館総合展(第18回)「集中講義「図書館政策」=公立図書館の機能とその発揮の仕方=」等で講演するほか、議員立法・政策法務に関して、地方議会での研修を担当。地方議会分野における理論と実務の架橋を意識し、日経グローカル、自治日報、地方行政等に執筆。
佐藤 翔(さとう・しょう)
1985年宮城県出身
同志社大学免許資格課程センター教授
博士(図書館情報学)
2012年度筑波大学大学院博士後期課程図書館情報メディア研究科修了。2013年度より同志社大学助教。2018年度より同准教授。2024年度より同教授。大学では主として司書課程科目を担当。大学院時代は専ら学術情報流通、オープンアクセスについて研究するも、教員としての着任以来、関心領域を図書館利用一般に拡大。日本図書館情報学会理事、オープンアクセスリポジトリ推進委員会運営委員、宇治市生涯学習審議会委員、大阪府立図書館協議会専門委員、情報知識学会誌副編集長を務める。近著に『図書館を学問する なぜ図書館の本棚はいっぱいにならないのか』(青弓社、2024)。
渡部 佳奈乃(わたなべ・かなの)
1996年埼玉県越谷市出身
図書館司書
神田外語大学外国語学部を卒業後、都内IT企業にてGIGAスクール構想に伴う調達業務に従事しました。たくさんの学校現場を訪れる中で、「いつでも誰でも学べる場があったら最高だなぁ」と考えていたところ、私のイメージに重なる、図書館の世界に出会いました。そこからすぐに司書になりたいと考え、転職を決意しました。コロナ禍の転職活動を経て、2021年からBICライブラリに勤務しています。Googleストリートビューで図書館内を巡れるコンテンツや利用案内動画を制作するなど、オンラインでも出会える図書館を目指して、利用しやすい専門図書館づくりに日々取り組んでいます。
・L-1グランプリ2025「りぶらコネクターズ」として本選出場予定
・勤務先のBICライブラリは「Library of the Year 2022 ライブラリアンシップ賞」を受賞