IRIアーカイブ

IRIアーカイブとは

NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が主体となって提供するクラウド(*)を利用したアーカイブシステムです。

(*)クラウド環境は、Microsoft Azure上に、IRIインスタンスを建てSaaSとして運用することで、低価格を実現します。

公開サイト・管理サイトURLは、次のようになります。

公開サイトhttps://{サブドメイン}.iri-project.org
管理サイトhttps://{サブドメイン}.iri-project.org/{管理サイト用サブディレクトリ}

※サブドメイン部分は、各所蔵機関で決定することが可能です。

地方のMLA機関がコストをかけずデジタルアーカイブシステムが構築できることを目指し、地域の連携アーカイブシステムへの拡張性、データの永続性を担保することを目的としています。

なお、IRIアーカイブは、デジタルアーカイブシステム構築に実績が豊富な株式会社寿限無が構築・運用保守を行います。

費用(税別)

  • 初期設定費用(初期打合せ・DB・クラウド等の設定費用):\250,000.-
  • ランニング費用(システム構築次年度より発生・クラウド利用料含む):\35,000.-/月

機能概要(基本仕様)

A.デジタルアーカイブ機能

機能

説明(提供内容)

RDB(*1)

固定項目(約50項目)+10項目のマスター項目を提供します。

全文検索機能

検索文字列の出現座標の表示等の機能。全文検索のためのテキストデータは、ご提供いただくことを前提とします。(全文検索のためのテキストデータ作成については、IRIアーカイブのオプション「AI_OCR処理」をご利用いただくことができます。)

アップローダー・エンコーダーアプリケーションの提供(1CPU)

アップローダー:静止画・動画・音声をアーカイブシステムにアップロードするアプリケーションを提供します。

エンコーダー:静止画をJPEG 2000(*2)に変換するアプリケーションです。このアプリケーションでは、画像品質に応じた自動圧縮を行い、公開用非可逆画像を作成するとともに、保存用可逆データを自動的に作成することができます。

コンテンツストレージ

静止画の場合、A4サイズ  24bit フルカラー 約20,000枚

       A3サイズ  24bit フルカラー   約10,000枚

※静止画VR、動画、3D、音声データなどが多い場合はご相談ください。

(*1)リレーショナルデータベース:初期設定費用には、お客様がExcelなどで管理している目録等をRDB化・整理する費用を含みます。

(*2)JPEG 2000 :国立国会図書館や国立公文書館が採用する静止画像の国際標準フォーマット。